第17回日本救急医学会九州地方会 会 長　井　清司（熊本赤十字病院　副院長兼救命救急センター長）

第17回日本救急医学会九州地方会の開催にあたり、ご挨拶を申し上げます。 　この度、伝統ある日本救急医学会九州地方会の開催という大役を私どもに賜り、身の引き締まる責任を感じております。 　この学会は、九州・沖縄地域の救急患者受け入れに携わっている医師・看護師・救急救命士などが、毎年一同に会して、救急医療の質の向上を目指し、新しい知識や優れた医療技術の工夫などの紹介を行い、九州・沖縄地区の救急医療の発展に大きく貢献している大変有意義な学術集会です。昨年、廣兼民徳大会長が宮崎市にて開催された第16回大会では、参加者数が600名を超えました。 　第17回大会は、「地域の救急医療体制と防災体制の課題」をテーマとし、発展しつつある九州各地の救急医療の実情を踏まえ、次の時代に何を見据えて努めるべきかを議論し、救急医療の更なる進展を目指したいと考えております。 　新緑が目に映える季節、大自然の阿蘇と海の幸豊富な天草を観光地とする熊本は、心身を癒すには絶好の地です。全線開通しました九州新幹線もご利用いただき、ぜひご参集くださいますよう、スタッフ一同心よりお待ち申し上げます。